授乳中に飲めない薬

授乳中に飲めない薬市販のお薬を含め、ほとんどのお薬は授乳に影響がないとされていますが、一部のお薬は授乳時の服用は適さないとされています。

その中でも、明らかに適さないと言われているのは、下記のお薬。

  • 放射性の医薬品
  • 抗がん剤
  • 抗不整脈薬
  • 法的に認められていない薬物


上記以外にも、

  • 向精神薬
  • 免疫抑制薬


なども、慎重に服用した方が良いとされていますので、医師と相談の上服用するかどうか(もしくは授乳するかどうか)を決めると良いでしょう。

市販薬は大丈夫なのか?

上記に記したお薬は、すべて医療用医薬品(病院で医師から処方されるお薬)です。

じゃあ、市販のお薬ならすべて安全なの?と思われるかもしれませんが、注意が必要なお薬はいくつかあります。

下剤(便秘薬) 生薬の下剤成分である大黄(ダイオウ)は、母乳に移行することで、赤ちゃんが下痢することがあります。
カフェイン 大量に服用すると、赤ちゃんの睡眠が阻害されることがあります。
咳止め薬 交感神経を刺激する成分や、依存性の成分が配合されてる商品があるので、長期連用しないようにしましょう。

薬は短期服用が原則

授乳中の風邪薬の服用は、短期間(3日くらい)にとどめるというのが原則です。

普通の風邪は、1週間から10日程度で治ります。

風邪薬を服用する期間も、1週間くらいというのが一般的ではないでしょうか。

逆にいうと、風邪薬を1週間くらい飲んでも良くならないという場合は、普通の風邪ではない(マイコプラズマ肺炎や気管支炎など)ということが考えられるため、授乳中であるかどうかに関わらず、医療機関を受診することをお勧めします。

100%安全ということはない

医学・薬学は常に進歩していて、新しいお薬が次々に開発されています。

安全と思っていたお薬に、思わぬ副作用が見つかることもあります。

また、人によって体質的に合わない薬があったりもしますし、お薬には必ず副作用があります。

そういったリスクも踏まえた上で、使用上の注意を守って正しく使用することが大事です。

ドラッグストアで風邪薬を購入する時は、薬剤師や登録販売者にご相談の上、購入してくださいね。


新生児期~生後2ヶ月くらいまで

新生児は、消化器官や肝臓・腎臓などの機能が未熟なため、母乳に移行されたお薬の代謝が上手くできないことがあります。

小さく生まれた赤ちゃんや、早産などで生まれた赤ちゃんなどもそうですが、体が小さければ小さいほど、授乳中のお薬の服用は慎重に行った方が良いとされています。

また、産後のお母さんは、ホルモンの急激な変化やお産による体力消耗で抵抗力が落ちていたり、薬に対して体が過敏になっていることもあります。

産後間もない時期に、体調が悪くなった時は、自己判断で市販薬を飲むのではなく、医師に相談することをお勧めします。

一般的に、出産後1ヶ月くらいまでは、お産をした病院がいろんな質問に答えてくれたり、何らかのサポートをしてくれますので、体調不良の時にはご自分が出産された病院へ問い合わせてみると良いです。

いろいろと親切に対応してくれると思います。